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目の覚めるような鮮やかなロイヤルブルー。
上質な天然琥珀を天然の染料とヨーロッパ300年の技で仕上げた、夢のように美しい琥珀をご紹介いたします。

サファイア・ブルー・アンバーは、別名を「リトアニアアンバー」とも呼ばれる美しいカラーリングの天然琥珀です。300年の歴史を持つ伝統技術と植物染料で染められ、天然の質を保ったまま鮮やかに発色する、芸術美を秘めた特別な琥珀です。

リトアニアアンバーには、サファイヤブルーのほか深紅のものも存在し、ルビーのような美しい赤にちなんで「ルビーアンバー」と呼ばれています。どちらも引き込まれるように鮮やかな美しい発色が特徴です。

リトアニアアンバーに欠かせない焼珀技術が、世界的に有名な「リトアニア染め」です。リトアニア染めはおよそ300年前に編み出された伝統技法で、天然の琥珀を自然植物の染料で発色させる複雑な工程は高度な職人の技を必要とします。 その技術は門外不出で、リトアニアアンバーは現在でもリトアニア国内でしか製造することができない希少な琥珀なのです。

有能な科学者チームが10年に渡る実験で挑戦と失敗を繰り返した結果、私達はサファイア・ブルー・アンバーのための新たな技術を得る事が出来ました。 それは18世紀に、ロシア帝国のピーター皇帝に寄贈された、かの有名な"琥珀の間"を飾る際に職人が使っていた琥珀のカラートリートメント技術の復興です。

このトリートメント作業の間に、琥珀の原石は深い赤色に変わり、それから鮮やかなブルーになってゆきます。(ブルーに変わり切る前で変化を止めさせたものが、深紅の「ルビーアンバー」となります)

その伝統技術は決して文書化される事がなかったため、復興までに多くの失敗を重ねる事になりました。 しかし、私達はかつての作業工程を模倣し更に応用する事で、深いサファイア・ブルーの色合いを出すことが出来たのです。

リトアニア・ブルー・アンバー

琥珀の原石は、自然の中に存在する天然成分の助けを借りて染められます。これにより、琥珀の天然の品質が損なわれることなく保たれます。

染料となる植物

多種の草木を混ぜ合わせたものが、サファイア・ブルー・アンバーの特別なブルーの色合いを得るために使われます。

ヒーティング作業その1

サファイア・ブルーの色合いを出すために、ひとつひとつ成形され磨かれた琥珀は、容器の中で特殊な液体に浸されます。その液体は、技術者が調合した天然の植物と共に効果を発揮します。

ヒーティング作業その2

琥珀を浸した容器は、その後厳密な温度設定がされたヒーティング室に移されます。 高品位で永続性のあるブルーの色合いを引き出すため、ヒーティング室での時間と温度は常に注意深くモニターされています。

加熱作業は、すべての時間において監視される必要があります。 ほんの少しの温度変化でさえ、取り返しのつかない損害をもたらしてしまうからです。

ヒーティング室から戻された琥珀には、冷水を使った手作業によって、丁寧にリンス作業がほどこされます。

リンス作業

その後、傷やブルーの色合いにむらが無いか、欠陥が無いかを念入りにチェックされ、基準を満たしたものだけが製品化されます。

品質チェック

職人たちは300年を超えて磨かれた工程と長い信頼・伝統に裏付けされた確かな技術だけを遵守し、昔ながらの製法を守って美しい琥珀製品を生み出しています。

300年の技と技

今回、安田念珠店では上質なリトアニア染めの琥珀玉2種類に加え、琥珀の若武者と呼ばれるグリーンアンバー(コーパル)の上質な念珠玉を入手することができました。

300年の技と技

しっかりとしたボリュームと、なめらかな琥珀の質感が引き立つミカン型で、それぞれの鮮やかな色合いがより美しく引き立つ仕上がりです。

希少な材質だからこそ納得のゆくお仕立てでお届けしたいと思い、今回はお客様のご要望を伺ってから、セミオーダーでご自身だけの一連にお仕立てさせていただきます。

選べる房型

お房の形は、クラシカルな絹棒房と、モダンなかがり凡天の二種類からお好みをお選びください。

2タイプ 選べる房色 房色一覧

「絹棒房」「かがり凡天」ともに、豊富なカラーバリエーションをご用意。全15色からお好きなお色を選んでお仕立てできます。 同色でスマートにまとめるもよし、差し色で個性をだすもよし、自由な発想で本物の上質を心ゆくまでご堪能ください。(※こちらにないお色でもご用意できる場合がございますので、ご相談くださいませ)

伝統の素材、伝統の技にご自身の息吹を吹き込んで、世界に一つの生きたお念珠としてご愛用いただけましたら幸いです。

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